中庭のある家

コートハウス(中庭のある家)とは


コートハウスとは、建物や塀で囲まれた中庭(コート)をもつ住宅のこと。
建物の中央付近に設けた中庭を取り囲むようにつくられたプランの住宅の総称。
中庭は、外部に対しては外壁や建物自体で閉ざされた空間だが、通行人などの
視線を気にせず、プライベートな半戸外空間として活用できるようにしている
のが一般的。
そして、中庭に面して設けられた開口部によって光や風を取り込むこともできる。
このように、通風や採光を確保しながら、プライバシーも守れるメリットがあるので、
建物が密集して南側に大きな開口部がとりにくい都市部でよく採用される。
坪庭を取り込んだ住宅なども、コートハウスの一種といわれる。


家の中から自分の家が見えるのは楽しい

ウッドデッキの中庭 日本の住宅地のような小さな敷地では、ほとんどの
場合に家の中から見えるのは他人の家。
アメリカ郊外住宅のように、家の中から見えるのは
ただただ森であり風景であるというふうなことを
望むのは、日本では不可能な話。
だからいつも他人の家を見るか、または他人の家が
見えないように塀や樹木で隠したりするのだが、
それだけでは受身すぎる。
もう少し積極的に敷地の狭さをカバーしようと思うと、
家のプランニングを工夫し、家の中から我が愛する自分の家を見るようにする方法がある。

(中略)

自分の家の他の部屋の明かりがついたり消えたり、またはその中で動いている家族の像を
見るのが楽しいことでないはずはないという人間の心情を利用する方法である。
・・・・・・・《宮脇壇の住宅設計テキスト》より・・・・・・・・

冬の長い北陸では中庭で楽しむだけでなくその敷地を最大限有効に利用し、
人の視線を遊ばせる工夫が必要になります。
そして、そこに緑(みどり)を<取り入れると尚、楽しいと思ってます。
四季の移り替わりも家の中から感じてもらえます。



自然光に集う、家族で集う


≪太陽の光、自然光と一緒に過ごす≫

太陽が昇ると一日が始まり、陽が暮れると安らぎの時間が訪れる。
ごく当たり前の一日のサイクルをよりダイレクトに実感するようになります。


≪家族の結びつきが変わる≫

自然な流れで太陽の元へ家族が集うようになります。
リビングで中庭で過ごす時間が増えます。
元々家族の時間を大切にしていた方はより結びつきが強くなり
そうでなかった方もその時間の楽しさに気づいて頂けると思っています。


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