ミスや手抜きを防ぐ現場監理

≪安心・安全な住宅をつくるために、現場をしっかりと監理しています。≫

施工を監理 工事は安心できる工務店、建築会社さんに発注していますが、図面だけでは伝えきれない内容や、納まりなどを的確に反映させるためには、きちんとした現場監理が必要です。
また、住宅は一品生産です。つまり人の手で現場において物づくりをするということ。このような状況では、間違いも無いとはいえません。それを無くすためにも現場監理の必要性を痛感しています。


A-box設計室ではチェックリストに沿って、工程ごとにチェックをしてゆくのを標準としています。 それ以外の範囲は個別にチェックを加えてゆきます。概ね、毎週3〜4回程度現場にてチェックや指示をしてゆきます。

≪具体的な監理のポイント≫

以下の通り工程に合わせてチェックしていきます。

●地盤調査

地盤調査 設計前に地盤の状態をチェックします。表面波探査法によってとれた詳細なデータを元に設計していきます。




●地縄張り

地縄張り 建物の大まかな位置、GL設定などについて問題がないか確認します。大まかではありますが、非常に重要なポイントですので建築主に確認して頂く場合もあります。



●遣り方

遣り方 建物の位置、GL設定について細かく確認し、決定します。屋外排水勾配がとれるかどうかも確認します。 基礎根切り底の状態を地盤調査と照合します。地縄時の決定事項をベースにさらに確認します。道路斜線制限や北側斜線制限など配置や高さが厳しい場合とりわけ慎重に行います。



●基礎工事

基礎コンクリート工事 鉄筋のサイズや間隔、重ね長さ、端部の処理、かぶり厚の確認。アンカーボルトの種類と位置。 設備用スリーブのサイズ、位置。コンクリートの品質確認。コンクリート打設のスケジュール、養生方法の確認。 基礎周辺部の下がった部分はジャンカが出来やすい為、打設時には突き棒作業を行い、さらにコンクリート内の空気を出して均一なコンクリートとするため木槌で叩く作業を行います。



●構造材発注前、上棟

上棟 棟上げ 構造材はプレカット図面と構造図面との照合、図面承認。ジョイント金物チェック。 事務所が作成した構造図とプレカット業者が作成した製作図を相互に何度も調整・修正し間違いのないレベルになるまで作業を進めてから発注します。



●構造軸組・屋根

木造金物 仕口 各構造材の取り付け全般を確認します。特に筋交い金物の位置や取り付け具合。 屋根の防水処理について確認します。また建築確認検査機関による中間検査に立ち会います。 2009年より瑕疵担保履行法により第三者の検査が義務付けられますが、その検査では全く十分とは言えません。日頃の監理を十分に行う事が品質管理であると考えています。



●外壁廻り

通気胴縁 タイベックシート 外壁およびサッシなどの防水処理がきちんとなされているか確認します。この工程がきちんとなされないと漏水の原因となります。雨漏れ対策として徹底的にチェックを行います。



●内部各種工事

スイッチ コンセント配線 塗り壁やタイルの下地状況を検査し、コンセントや照明、スイッチなどの電気設備位置、および給排水器具取り付け位置を確認します。 木工事・給排水工事・電気工事それぞれの調整が十分必要になりますので、位置確認だけでなく相互のコミュニケーションを大切にします。


●内部造作

造作 建具工 木製 窓枠やドア枠その他造作材の納まりを確認します。特に電気や給排水、家具などとの納まり具合に注意します。図面も万能とは言えないため、現場の状況に応じて調整を行う場合も有ります。

●仕上げ工事

創り付家具 内装仕上げをはじめ、造作家具、電気設備、給排水設備などの取り付け状況確認。また、外部や外構についても仕上がりを確認します。


●設計者竣工検査

建具、サッシなど一式建て付け状況、各種設備機器試運転、外構工事検査を行い、工事費用の増減についても最終確認します。 また、建築確認審査機関による竣工検査の立ち会います。

●施主検査

内装仕上げをはじめ、造作家具、電気設備、給排水設備などの取り付け状況確認。また、外部や外構についても仕上がりを確認します。

●竣工・引渡し

竣工 これまでの検査で確認した問題を解決し、引き渡しを行います。家の鍵をお渡しする時に、保証期間内のスケジュールを説明して、トラブルが生じた場合の連絡先など確認します。




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